Thursday, May 16

Pen & Paper

こないだテレビで最近の大学生は板書を携帯のカメラで撮影しているという話を議論してました。そういうのは良くないんじゃないのか。。。とか。

個人的には板書をデータで記録しておくのは賛成です。
私も学生時代にデジカメと三脚を持参して板書を記録してやろうかと思ったくらいです。
データになっている方が楽だし、ノートをとりながら講義を聞くという曲芸はなかなか難しい。癖字がひどい人の黒板はタイムロスでしかないと思います。大学なんて話聞かなくても講義ノートさえあればテストは問題無かったです。
とはいっても、数十人が授業中に電話を掲げている風景は滑稽ですし、シャッター音が鳴りまくるのは講義の邪魔でしかないと思います。

何台かPalmを乗り継いで最後に持ってたのは、これでした。
何台かPalmを乗り継いで最後に持ってたのは、これでした。

その「デジカメ持参」を検討していた頃は、デジカメが100万画素の時代でした。実は、その頃にペーパーレスをどこまで突き通せるかという自由研究をしてました。手帳とアドレス帳はPalm社のPDAで記録し、本もPDAデータが存在しているものを読み、移動する時の地図もデータにしてPDAに入れ込んでました。さすがに音楽は入れられなかったので、別途小型MP3プレーヤーを持ち歩いていたのが懐かしいです。当時の携帯は音楽再生はできなかったです。携帯電話機能のついたPalmもあったのですが、日本では使えませんでした。そういった研究をした結果、その時代でもペーパーレスは可能でした。

IMG_1209ツールがその当時の何十倍も発達している現在はどうしているかと言うと、デジタルとアナログの併用です。本も同様に紙のものとKindleと併用です。やっぱりPen&  Paperにはそれの良さがあります。スケジュールやアドレスはもちろんデジタルですが、アイデアを書き留めたりというのはPen & Paperです。会議の場でもパソコンをカタカタすることは無く、Pen & Paperでメモを取り、デジタルデータの議事録を作成し、クラウドのプロジェクトマネージメントツールにアップロードしてます。

デジタルの良さは何と言っても場所を取らない!これが一番です。あと、データがテキストデータになっていれば検索できますね。後、今だとクラウド管理ができるので、アドレス帳を電話でもPCでも確認できたり、外出先でのメモが画像&位置情報付きでとれるのは非常に効率がいいです。

アナログの良さは「出会い」ですね。部屋の片付けしてる時にふと昔の手帳やアルバムを見たりすると心が穏やかになったり初心に帰る事が出来たりしますよね。でもデータだとそういう気持ちになれることは断然少ないです。だからと言って、「思い出」を重視すると家が物で溢れかえってしまいますが。。。本もそうなんですよね。ピンポイントで決まっているものであればKindleで買うなり、オンラインで買うなりします。でも、未だにふと立ち寄った本屋で面白そうな本に出会ったりするのも事実です。でも結局、本は買っても場所を取るし、Book-Offに持っていっても10円未満なので、図書館で借りるかKindleで買うかになってしまってますが。。。

OHP-sch
OHP

学校の講義ではどういうアイデアがあるか考えてみました。講義を完全パワーポイントでやる・・・絶対板書できないし、あらかじめプリントアウト配るなんて愚の骨頂。では何がいいか、OHPとパワーポイントの併用がいいのではと思います。OHPは板書用にしてパワポは資料用にするとか。しかも、それらのデータをストリーミングか事前ダウンロードできるようにしておけば更に効率が良いと思います。

やっぱり、話を聞きながら、書記をするっていうのは無理ですよ。きちんと書記をしたら、話なんか聞いてられない。それは会議でもそうです。だから、みんな会議の後、ホワイトボードの内容を写真撮るんですよ。講義を聞くというのを優先項目1位にして、それを実現するのにはどう工夫するのが良いのか。目的達成をデジタルに助けてもらうというのがより良い結果が出る事に繋がると思います。

そのためには、講義をする人も努力する必要があると思いますが。。。オールドスクールすぎると、授業中に携帯カメラで撮影され、シャッター音がうるさいとキレないといけなくなりそうですよ。

2 Comments

  • はぎ

    OHP、懐かしいですね(^^;;
    個人的な意見ですが、自分は書いて覚える派なので、黒板はあった方がいいかと思います。
    今は電子黒板なるものが出てきてますけど、なかなか普及しませんね(^^;;

    • Big Mike

      黒板を効率良く残していくのはどうすればいいのかやな。アナログすぎると時代に逆行してしまうから、いかにそれを現代風にしていくのか。そういう事を考えて改善し続けるのがいいと思う。

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