Saturday, November 23

2014 Japan football team in WC – Part4 (end)

そもそもの話ですが、ザッケローニ監督の指示を選手全員にちゃんと伝わっていたのでしょうか?理解できていたのでしょうか?

僕は信じません。
理由は、通訳経由でその人の考えが100%わかるはずがないと思うからです。なぜなら、国際会議とかで同時通訳してる人は交代でメモをとりながら専門スキルを使ってこなしてるわけですよ。それを外で体を動かしながら監督の言う事を通訳して選手に伝えるってめっちゃ限界あるでしょう。しかも一人でそれをこなしている。なので、どうしても重要なポイントだけに絞って通訳して伝えないとスピードが追いつかないと思います。

推測で申し訳ないですが、監督の通訳つけてたのって今大会日本だけじゃないですか?(もしかしてロシアもつけてたかな?)外国人監督をつけていたとしても通訳いないケースが多いです。例えばコートジボワールはフランス人監督でしたが、母国語が選手も監督もフランス語なので、全く問題なし。コスタリカもアルゼンチン籍だったかな。

ある意味全員に対して、通訳無しだとコミュニケーションとれないってなら平等で良かったかもしれませんが、直で話せる人がいると自ずとコミュニケーション相手の比重はその人になり、通訳必要な人との差が出てきます。これは僕も体験レベルでそうです。プレゼンや説明という事であれば通訳である程度いけると思いますが、監督と選手という間柄で通訳有りとなると全くダメだと思います。そんな間柄で信頼関係なんて生まれるはずがないです。

どうしても外国人監督にお願いしたいのであれば、せめて英語が堪能な人にしないとどうしようも無いと思います。英語であれば、何とか自分で調べて伝えられると思います。Go, Stop, Left, Right, One touch, Power Playとか辞書で調べなくてもわかりますよね。なぜ、フランス人やブラジル人、イタリア人と言葉の壁がより高いところの人を選ぶのか不思議です。

とはいえ、やっぱり選手側、スタッフ側もがんばって英語を勉強しないとダメですよ。ヨーロッパの人達(ロシア除く)は英語できる人が多いです。特に教養のある人はだいたい英語でコミュニケーションとれます。それか頑張ってスペイン語を覚える。そうすれば南米の人とある一定のヨーロッパの人らとコミュニケーションとれます。

そうじゃないと、遠藤の本にあった、「ある晩、岡田監督に部屋に呼ばれて中心でやってくれと言われた」というシチュエーションはザックさんとは起こりえないですよ。これから向かい入れる監督ともありえないでしょうね。

語学習得以外のオプションとしては、隣国さんみたいに自国の監督に徹底的にこだわる。やっぱり岡田監督みたいな優秀な人を今から頑張って育てていかないといけないです。ずっと彼に監督をお願いし続けるのは非現実的ですから。

協会としてどっちの積み重ね努力をするか。語学習得or監督の指導。
答えは両方ですわな。だって、いずれも時間がかかることですもん。

ロッベンが試合中コートサイドでコスタリカの監督と会話をしていました。他の選手も審判としきりに会話をしてファールの説明をしたりしてました。そういう事が日本人選手も自然とできる日が来るのを願っています。